有名人・芸能人が自殺・自死という悲しい選択を取ること
2020/9/27(月)にまた悲しい知らせが報道されました。
女優の竹内結子さん(享年40歳)がお亡くなりになったことです。
あまりにも突然の訃報は、日本全体に大きなショックを与えました。
まだ記憶に新しいと思いますが
- 三浦春馬さん
- 芦名星さん
- 藤木孝さん
と、相次いで芸能人の自殺報道がなされ
そのたびにテレビ界・ネット界で衝撃が走っています。
もしかすると、木村花さん(「テラスハウス」に出演していた女子プロレスラー)の件から続いているのかもしれません。
ウェルテル効果とは?自殺報道が自殺の連鎖を引き起こす
先日、このようなツイートをしました。
また、尊い命が失われました。
ウェルテル効果というものがあります。
自殺報道が次の自殺を引き起こすというものです。
報道を止めることはできませんが、こういうことがあると1人1人が認識することが大切だと思います。ご冥福をお祈りいたします。#竹内結子
— 独身の生き方@はぐれガラスは今日も啼く (@hagure_garasu) September 27, 2020
ウェルテル効果とは何でしょうか?
マスメディアの自殺報道に影響されて自殺が増える事象を指し、これを実証した社会学者のディヴィッド・フィリップス(David P. Phillips)により命名された。
Wikipediaより引用
特に若年層が影響を受けやすいとされる。
有名人など影響力のある人の自殺を
自身が抱えている悩みや問題と結びつけてしまい
予期せぬ行動を取ってしまう現象を「ウェルテル効果」と言います。
自殺報道は、自殺の連鎖に繋がりやすいことが過去の統計から明らかにされています。
日本でもいくつかの事例があります。
1986年(昭和61年)に、アイドル歌手の岡田有希子が18歳で飛び降り自殺すると
30名近くの青少年が後を追うように自殺し、「ユッコ・シンドローム」と呼ばれたそうです。
世界各国でも同様の事例が報告されていることから
センセーショナルな事案は人種・性別関係なく人に伝搬しやすいと言えます。
ウェルテル効果の反対の意味を持つ”パパゲーノ効果”というものもあります
パパゲーノ効果とは何でしょうか?
マスメディアが大衆の自殺を抑制する効果のことを指し、その名前はモーツァルトのオペラ『魔笛』の登場人物・パパゲーノに因んで名付けられている。
Wikipediaより引用
報道の中で支援機関を紹介したり、マイナス連鎖にならない考え方を伝えていくことで自殺を防ぐ可能性があるというものです。
ACジャパンなどのCMが思い出されるのではないでしょうか?
ウェルテル効果を知っているだけでも、自殺者は減らせるかもしれません
このような現象があるということを理解しているだけでも
と冷静に分析することが可能になるかもしれません。
マスコミも全く報道しないというわけにはいかないので難しいところですが、
私たちはとにかく自分の悩みと重ね合わせないことが重要です。
とても冷酷なように聞こえるかもしれませんが、あくまで他人のことです。
自分の置かれている状況と重ね合わせてしまうことなど
故人が望んでいるのでしょうか?
自分の課題はあくまで自分の課題として解決しなくてはなりません。
独身・単身者の方は要注意!不安に押しつぶされそうになったら助けを求めよう!
コロナ禍による経済へのダメージがいよいよ深刻なものとなってきています。
ボーナスカットは当たり前、昇給なんて見込めず
最悪の場合はリストラ対象ということも起きています。
そして、この傾向は暫く続く可能性があります。
恥ずかしいことではありません。
コロナについては誰も想定できなかったことです。
確かに、これからの時代は個人の時代で
本当に努力した人とそうでない人との経済格差が広がっていくことは想像に難くなく
私も基本的には努力すべきという考えは持っています。
しかし、それはあくまで精神的に健康な状態であることが大前提であり
不安を抱えている人はまずその不安を摘み取る必要があるはずです。
厚生労働省より、電話相談窓口が紹介されています。
フリーダイヤルもあるので、本当に辛かったらその悩みを相談してみると良いと思います。
人に悩みを相談することは恥ずかしいことではありません。
誰かに相談することで問題が解決することもあります。 無理はしないでください。
特に精神的にも問題ないけど、今の仕事で良いかどうか悩んでいる人は転職を検討しても良いと思います。
コロナ禍であっても転職活動は可能です。
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【転職体験】転職でストレスは激減、コロナ禍でも転職活動をしよう!
くれぐれも自分を重ね合わせて悲しい選択を取らないように!
確かにコロナ禍では人にも会いにくく
いつまで自粛が続くか先が見えず、
ストレスがたまると思います。
それでもいつか終わりは来ます。
楽しいこともいつまでも続くわけでは無いですが
それは辛いことも同じはずです。
辛いときは自分一人で悩まず、人に助けを求めてみましょう。
くれぐれも思い悩まないように。
悩みを解決したいあなたへ